なぜ素材からつくるのか、土作りから畑で野菜の栽培から始めた理由

ここには生命、自然、環境、多様性、エネルギーを感じとれるという大きなテーマが一つあります。

その料理内容におきましては

天然の肉、魚、植物(山菜やハーブ)以外で

最も取り扱いが多い食材として人が栽培した農作物(野菜や果物類)になっています。

では自家栽培野菜とその他の有機栽培野菜などとの味の違い、感覚や全体的な印象として感じられる大きな違いは何か

有機栽培野菜の場合には

土地が有機の土壌環境専用となって綺麗に整備された畑の中で、綺麗な姿や形を保つように有機栽培野菜として収穫された野菜がそのまま商品として消費者に提供されますので、消費者が調理加工しやすいように 一般的に市場で流通する野菜と同等の姿や形が   整うような選別がされてある場合が多いです。   この点で有機野菜もスーパーや市場の野菜と同じような見た目で味も全くクセがなく優しい印象を受けます。そこから生命力やエネルギー、土壌環境の豊かさを感じとることはできません。

一方で 

SENNA の自家栽培野菜というものは、人が機械を 使ったり田畑を耕すことをしないで、その土地のありのままの自然環境(土壌環境)をできるだけ壊さないように保ちながら栽培し、通常市場に出荷できない 小さいものや曲がったものありのままのサイズ、姿、形のものを収穫し、様々に調理加工したものがその場で食べる側へ直接提供されるというものです。

デメリットのように感じられる人もいるでしょうが、

料理の特性や時期も常に自分好みのタイミングに合わせながら収穫できること

コース料理の一皿として提供されるまでに自分以外の第三者に一切触れられることがないので、野菜の生命力やエネルギーがダイレクトに伝えられること

そして何よりも自然、多様性、豊かな環境の敷地内でそのままこの食事を楽しんでもらえるということは

とても大きなメリットに感じられます。

 

店のテーマやコンセプトから美味しい食について考えた場合、提供したい料理はこの土地で素材からつくりあげたものになったということです。

 

オーガニック、エアルーム、テロワール、農業、自然環境、多様性、持続可能性などについては様々な捉え方や意見があると思います。

さらに詳しい内容に関しましては食事の際やそれ以外でも意見交換など予約受け付けていますので、お気軽にお声掛けください。

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