今回のイベントでは
パスタ未来形
というテーマでオリジナル料理の作品提供を求められましたのでSENNAの麺料理を一つ提案致しました。
SENNA OBTUSIFOLIA は
自ら開拓してきたこの敷地の土壌で、20年かけて野菜の種や宿根草を作り、そのオリジナルの種から1つずつ丁寧に仕上げてきた多様性豊かで生命力溢れる素材を利用しております。
これはその土地における独自の料理を仕上げるうえで不可欠なものだと考えるからです。
パスタ未来形につきましては、
まず作品の尺度が50年後にも楽しめる一品であるかどうか?ということを常に自身に問いただしながら全てが調和し、より土地の自然な美味しさがでるように素材と料理を仕上げています。
様々な環境問題が深刻化していく未来へ向け農と食のクリエイターとして、豊かな自然を残し自然の中で育まれる美味しいものが50年後、100年後にも味わい楽しめるよう皆様の行動を起こすきっかけになればとの思いがあり、今回のイベントにも参加しています。
メニューは日本のソウルフードでもあり
この土地の風土を伝えうる”ソバ”です。
SENNAミネラルソバ
その季節にその土地にあるもを利用するということはSENNA 食の基本で、パスタが小麦を利用した麺料理でもあると思い自家製の小麦を用意しましてこの時期にSENNA畑で収穫を迎えるソバやケツメイシに厨房の真下からくみあげている地下水といったこの土地ならではのミネラル要素をしっかり加える。
これによりパスタ麺は、自家栽培の麦や蕎麦をこの場で選別、製粉し、地下水からSENNA OBTUSIFOLIA (決明子)をお茶にして加えながら捏ねている超オリジナルの手揉み麺となっています。
スープは煮干し文化長崎ですから”エタリ“や”あごだし“を用い、そこにSENNA畑の素材(かぼす、ピメンタ、ごぼう、トロンボーンチーノや季節の風味など)を加えて仕上げます。
複雑かつ多様性豊かな長崎のちゃんぽん文化なども想像できる未来へ向けて豊かな食文化を伝えていけるよう心がけています。
ITALIAN WEEK 100