SENNAアブラナ科の野菜

毎年、この時期に行なっている農作業にはアブラナ科(自家採種を続けている)野菜の種取り用にする準備作業があります。

今年は大根3種類、かぶ、かつお菜、からし菜、たか菜、ケール2 種類などを予定しています。

アブラナ科は非常に交雑しやすいものなので、品種間の距離を50mから1km離した方が良いものがあると言われています。個人の敷地内でそれだけの距離を保つには、品種が限られてしまいますので、建物の裏側や畑の石垣や土手等の地形を利用しながら工夫して野菜たちを引越しさせております。

セーナの農業では、種取りをそれほど重要視することはないですので、多少違う品種どうしが混ざってしまってもそれほど気にする事はありません。またやり直したら良いだけです。

それよりも重要な事は

生産量を意識しすぎないようコントロールできることや多様性が豊かな土地に機械を入れてむやみに耕したり、肥料や農薬を持ち込まないようにしながら次の世代もさらにその先までも気持ち良く農業を続けられるよう考えていくという事です。

この土地で20年くらい農作業を続けてきてわかってきた事ですが、

どのような種や苗や苗木であっても多様性豊かな自然環境がある土地で根づき育ったものは、その土地固有の特色ある野菜や果物やハーブとなって楽しませてくれるものです。

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